津軽ダム県道付替川原平下部工(A2・P3)工事
- 工事名:津軽ダム県道付替川原平下部工(A2・P3)工事
- 住所:青森県弘前市西目屋村砂子瀬芦沢9
- 発注者:東北地方整備局津軽ダム工事事務所
- 元請:佐藤惣建設株式会社
- 施工:株式会社佐吉産業
- この工事は、津軽ダム県道付替工事の川原平橋(P3竹割・深礎)の橋脚工事です。今回の工事は、12月からの施工開始となり、例年になく本格的な降雪の時期もひと月早く、さらに降雪量も多く施工開始当時から雪に見舞われ、さらに工期も厳しく年明けから昼夜間の作業と言う条件下での施工を行い、品質、安全、工程で満足いただける施工とする事ができたと思います。
施工前
仮施工完了
- 平成23年12月7日(水)から資機材を搬入し、基面整形を開始、同月12月12日(月)に基面整形を完了しました。
基面整形状況
基面整形完了
- 12月13日(火)・14日(水)で基面下地吹付け作業です。
基面下地吹付け状況
基面下地吹付け完了
- 12月14日(水)基面吹付け後、斜め補強筋、リング鉄筋の位置測量の手元を法面にて
- 12月15日(木)・16日(金)斜め補強筋施工状況(全21本)です。
- 12月19日(月)斜め補強筋引抜試験実施(前日あたりからの大雪で法面での試験)
測量手元
リングビーム斜め補強筋施工(削孔)状況
定着材注入前テーブルフロー試験
定着材注入、建込み状況
斜め補強筋打設後、挿入角度確認
斜め補強筋引抜試験
- 12月19日(月)リングビーム鉄筋組立開始(連日の大雪にて作業難航です!)
- 下段面の鉄筋から組立、上部の鉄筋組立に入りましたが、大雪にて下段面が雪に埋没!
リングビーム鉄筋組立状況
リングビーム鉄筋組立状況
下段面鉄筋組立完了
配筋確認状況
- 12月29日(木)リングビーム鉄筋組立完了(連日の降雪の中、組立、除雪の連続)
- リングビーム下段面吹付け作業(降雪の中ブルーシートで養生)
- 年内30日(金)で作業完了、年明け5日(木)より作業再開
下段面吹付け状況
下段面吹付け状況
出来形確認
降雪・防寒養生
- 平成24年1月5日(木)場内除雪作業
- 1月6日(金)リングビーム上段部鉄筋完了
上段部鉄筋組立完了
配筋確認状況
- 1月7日(土)8日(金)リングビーム上段部吹付け作業(年明けも降雪の中の作業)
P2から望む吹付け状況
吹付け状況
- 1月9日(月)1段目逆巻壁掘削作業(本日より昼夜間作業に突入!)なぜか吹付けじゃない時は晴れてます?
- 9日(夜)1段目逆巻壁掘削作業完了1月10日(火)1段目逆巻壁1次吹付け状況・10日(夜)1段目鉄筋組立2段目人力掘削作業1月11日(水・昼夜)1・2段目吹付け、3段目人力掘削作業です。
1段目逆巻壁人力掘削作業
逆巻壁1段目吹付け作業
1段目鉄筋組立状況
1段目配筋確認状況
- 1月12日(木・昼夜)逆巻壁2補強鉄筋施工作業(12段・全162本)です。
補強鉄筋施工状況(吊下げ式削孔機)
夜間完了(養生)
- 1月13日(金・昼夜)2段目鉄筋、3段目溶接金網作業です。
- 1月15日(日)2・3段目吹付け、逆巻壁3補強鉄筋施工作業です。
逆巻壁2補強鉄筋引抜試験状況
逆巻壁3補強鉄筋定着材テーブルフロー試験
4段目重機掘削状況
逆巻壁3補強鉄筋定着材テーブルフロー試験
- 1月16日(月・昼夜)3段目鉄筋組、4段目重機掘削作業です。
- 1月17日(火・昼夜)3・4段目吹付け、4段目溶接金網作業です。
- 1月18日(水・昼夜)逆巻壁4補強鉄筋施工、4段目鉄筋組立、5段目重機掘削作業です。
削孔前、削孔角度確認
補強鉄筋建込み状況
- 1月19日(木・昼夜)5段目重機掘削、溶接金網、4・5段目吹付け、逆巻壁5補強鉄筋作業です。
逆巻壁4補強鉄筋打設後、角度・偏心量確認
逆巻壁4補強鉄筋打設後、角度・偏心量確認
逆巻壁4・5段目吹付け状況
逆巻壁5補強鉄筋施工、削孔長確認
- 1月20日(金・昼夜)~2月9日(木・昼夜)で逆巻壁12段目(逆巻壁1~12段)の施工を上記の内容を繰り返しながら逆巻壁底盤コンクリート基面整形まで施工しました。
逆巻壁補強鉄筋地質確認
溶接金網設置状況
逆巻壁鉄筋組立状況
補強鉄筋施工状況(油圧クローラー式削孔機)
逆巻壁鉄筋組立状況
逆巻壁重機掘削状況
逆巻壁補強鉄筋定着材空袋確認
逆巻壁吹付け後、厚さ確認
逆巻壁地質状況、補強鉄筋、逆巻鉄筋完了
逆巻壁補強鉄筋引抜試験(立会)
- 2月10日(金)逆巻壁底盤コンクリート、底盤均しコンクリート打設作業(12日まで養生期間)
逆巻壁底盤均しコンクリート打設状況
打設完了(養生状況)
- 2月13日(月・昼夜)14日(火)底盤コンクリート鉄筋組立作業です。
測量状況
底盤コンクリート鉄筋組立状況
底盤コンクリート配筋確認
底盤コンクリート鉄筋組立完了
- 2月14日(火・夜)底盤コンクリート、コンクリート打設作業です。
コンクリート打設状況
打設後、養生状況(15日)
- 平成23年12月7日(水)から平成24年2月14日(火)(24年度から昼夜間作業)の約2か月半の間(昼作業換算)、ほとんど雪の中の作業で、エアー関係は凍結し作業中止も何度かありましたが、なんとか竹割部を完了する事ができました。17日(金)からは深礎部の作業に入ります。
- 2月16日(木・昼夜)逆巻壁12段目2次吹付け、パイプクラム施工ヤード作成作業です。
逆巻壁12段目吹付け状況
クラムヤード取付け状況
- 2月17日(金・昼夜)~22日(水・昼夜)パイプクラム搬入、深礎部の掘削作業、ライナープレート取付け(GL-5.0m)作業です。
パイプクラム組立
重機掘削状況
パイプクラム排土状況
人力整形状況
岩線確認・簡易弾性波試験(立会)
ライナープレート組立状況
エアー作成、裏込め状況
エアー作成、裏込め状況
検査孔よりリーク確認
注入完了量確認
- 2月25日(土・夜間)支保工部掘削、支保工組立作業です。
壁面整形、溶接金網取付け状況
支保工組立状況
支保工組立完了
吹付け状況
- 2月27日(月・昼夜)から3月9日(金・昼夜)まで支保工部掘削、支保工組立、吹付けGRF打設(3段・全54本)の作業を繰り返し行いました。
深礎部吹付けプルアウト試験
GRF削孔前角度確認
GRF削孔状況
GRF削孔状況
削孔長確認(立会)
削孔径確認(立会)
GRF削孔地質確認(立会)
GRF体長確認(立会)
GRF鉄筋径確認(立会)
テーブルフロー試験
GRF定着材ブリージング水確認
GRF定着材ブリージング水確認認
GRF定着材注入状況
GRF建込み状況
GRF打設後、頭部長、偏心確認
GRF打設後、頭部長、偏心確認
GRF定着材空袋確認(立会)
支保工部吹付け厚さ確認(立会)
- 3月10日(土・昼夜)から12日(月・昼)残り支保工部の掘削、支保工組立、吹付け作業です。
- 3月13日(火)GRF引抜試験(立会)
GRF引抜試験確認(立会)
変位量確認(立会)
- 3月13日(木・夜)から21日(水)まで吹付け部の掘削、吹付け、ロックボルト施工作業です。
- (4段・全72本)
重機掘削状況
パイプクラム排土状況
溶接金網取付け状況
溶接金網取付け完了
吹付け状況
吹付け完了
ロックボルト削孔状況
削孔前角度確認
ロックボルト削孔地質採取状況
地質確認(立会)
ロックボルト削孔長確認(立会)
ロックボルト体長確認(立会)
ロックボルト径確認(立会)
ロックボルト定着材テーブルフロー試験(立会)
供試体作成(立会)
ロックボルト定着材注入状況
ロックボルト建込み状況
ロックボルト定着空袋確認(立会)
ロックボルト頭部出確認
ロックボルト偏心確認
吹付け部厚さ確認(立会)
吹付け部プルアウト確認
- 3月21日(水・夜)深礎床盤清掃作業です。
- 3月22日(木)床付け検査(立会)
掘削完了・基準高さ確認(立会)
掘削長確認(立会)
杭径確認(立会)
支持地盤確認・簡易弾性波試験(立会)
支持地盤確認・岩検ハンマー使用(立会)状況
掘削完了(立会)
- 3月22日(木・夜)無処理部のスレーキング防止吹付け後、底盤コンクリート打設作業です。
- 3月24日(土)底盤コンクリート打設後、管理事項確認作業です。
底盤コンクリート打設状況
底盤コンクリート打設完了
杭長確認
杭長確認
杭径確認
底盤厚さ確認
- 2月16日(木)から3月24日(土)までの約2か月(昼作業換算)で深礎の掘削を完了しいよいよ鉄筋作業に入ります。
- この間も降雪は連日のようにありましたが、日を追うごとに春の気候が見え隠れの毎日でした。
- 3月26日(月)から4月15日(日)の作業足場解体までの深礎鉄筋組立作業です。
鉄筋組立状況
中間帯筋組立状況
外、中、内フープ筋組立状況
作業足場組立状況
GRF定着部取付け状況
GRFカプラー部エポキシ注入状況
GRF定着部確認
GRF定着部取付け完了(全3段中1段)
外主筋建込み状況
外主筋建込み状況
中フープ組立状況
中主筋建込み状況
内主筋建込み状況
鉄筋組立完了
- 配筋検査完了後、足場解体し打設足場を設置し、生コン打設に備える。
- 4月19日(木)深礎生コン打設作業です。
生コン打設状況
生コン打設状況
生コン打設状況
生コン打設状況
- 作業を終えて
・4月19日(木)に生コン打設し、翌20日(金)に資機材搬出をもちまして当社の作業は完了しました。・平成23年12月7日(水)から平成24年4月20日(金)までの約4か月間(昼夜間作業の期間がありプラス3か月)で約7か月(実働6か月)の作業を冬季間の厳しい状況の中で無事故無災害で完了したことは、発注者の津軽ダム工事事務所、元請けの株式会社佐藤惣建設の一戸さん、船水さん、夜間担当佐々木さん、安全巡視員村上さんの協力、指導によるところだと思います。
それと、極寒の冬季作業(竹割施工)を昼夜間で働いた職長、作業員、協力業者のみなさんが居たからこそ完了したと思います。
これからも今回の経験を生かし作業をしていきたいと思います。
現場担当:古川