波型鋼板工法
人力掘削状況φ1200
組立状況
リング φ1200~φ6000
串ピン(L=430)
波型鋼板(1.6mm)
概要・特徴
- 木田建業が昭和10~16年にかけ特許を取得した時の商標語である“深礎”と言う用語で、この工法が現在まで言われ続けている深礎工法です。(現在は特許権は発生していません)
- この時代は、ライナープレート等の土留材が存在しなかった為、深礎イコール生子板(ナマコイタ)もしくは波板と通称呼ばれ、現代の使用している波型鋼板と同様のものです。
- 人力及び掘削機で掘削後、一枚の波型状の鋼板を、波形一波ぶん横方向にて円周分を重ねあわせて、円形を作り、それにくし形の鋼製の丸串ピンを、鉄板の穴の開いた所に差し込み繋ぎ留め、リングをセット後、串ピンにて固定し、土留め支保工とするものです。
- 現在は施工前に湧水、軟弱地盤対策等で施工地盤を安定させてからの施工が基本となっておりますが、その対策のできない場所では、波形鋼板を地山に打ち込み地山の崩壊を極力抑え、掘削施工することの出来る工法を養生工法としてある程度施工可能です。またライナープレートのように坑口固定コンクリートで根固めする必要がないため狭い場所での施工も可能です。
- 波型鋼板を利用して、多種多様な形の掘削も可能です。